学海堂(読み)がくかいどう

世界大百科事典(旧版)内の学海堂の言及

【阮元】より

…清朝中期の大官として各方面に治績が多かった一方,学者としては宋学を排して漢学を宗とし,直接には戴震の学問を継承して言語や文字の研究から古代の制度や思想を解明しようとした。しかしその学問領域はきわめて広く,乾隆・嘉慶年間(1736‐1820)における考証学の集大成者で,詁経精舎(こけいしようじや)(浙江),学海堂(広東)を設立して学術を振興し,多くの学者を集めて書物の編纂事業を統督し,学界に貢献した。その編著の主なものとして,経学に関しては《経籍籑詁》《十三経注疏校勘記》《皇清経解》,金石学に関しては《山左金石志》《西浙金石志》《積古斎鐘鼎彝器款識》,史学・地理学に関しては《疇人伝》《広東通志》《浙江通志》などがあり,自らの詩文集として《経室全集》《同続集》《同詩集》がある。…

※「学海堂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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