宇佐大宮司(読み)うさだいぐうじ

世界大百科事典(旧版)内の宇佐大宮司の言及

【豊前国】より

…一宮は現大分県宇佐市の宇佐神宮(宇佐八幡宮)で,同八幡は東大寺大仏建立に大いに貢献し,769年(神護景雲3)の道鏡の宇佐八幡宮神託事件でも大きな役割を果たした。平安末期に平清盛・頼盛兄弟が大宰大弐になると神宮と平氏の結びつきが深まり,1166年(仁安1)宇佐大宮司公通が大宰権少弐に任命され,さらに平氏政権が成立すると大宮司公通が豊前国司に補任された。このため源平合戦時には,源氏に味方した豊後の緒方惟栄(おがたこれよし)のために神宮が焼打ちされる事件が発生した。…

※「宇佐大宮司」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」