宇和島県(読み)うわじまけん

世界大百科事典(旧版)内の宇和島県の言及

【伊予国】より

…維新後,版籍奉還後諸藩は藩制を改革し,松山藩は大参事以下の官吏,藩庁に藩政局・会計局・民政局等の機構を設けた。1871年廃藩置県後,11月に松山・今治・小松・西条の4県が松山県,宇和島・吉田・大洲・新谷の4県が宇和島県となり,翌年2月松山県は石鉄(いしづち)県,6月宇和島県は神山(かみやま)県と改称され,両県は73年2月に愛媛県となった。【三好 昌文】。…

【愛媛[県]】より


[沿革]
 愛媛県の範囲はかつての伊予一国からなり,近世には宇和島藩,吉田藩,大洲藩,新谷(にいや)藩,松山藩,今治藩,西条藩,小松藩の8藩と天領(松山藩預所)に分かれていた。明治維新後,旧天領は倉敷県ついで丸亀県に編入され,廃藩置県を経て宇和島,吉田,大洲,新谷の4県は宇和島県(のち神山県)に,松山,今治,西条,小松の4県と天領は松山県(のち石鉄(せきてつ)県)に合併した。1873年(明治6)両者が合併して愛媛県が成立し県庁を松山に置いたが,76年香川県を合併し,88年再び分離して現在の県域となった。…

※「宇和島県」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android