宇垣閥(読み)うがきばつ

世界大百科事典(旧版)内の宇垣閥の言及

【軍閥】より

…(2)明治期には,陸軍は長州閥,海軍は薩摩閥が全盛であったが,軍の拡大と近代化がすすむにしたがって出身藩による閥の勢力はしだいに衰えた。陸軍では大正末期から長州閥にかわり宇垣一成を中心とする宇垣閥と,上原勇作を中心とする九州閥が対立したが,満州事変後は,荒木貞夫,真崎甚三郎らの皇道派と,永田鉄山らの統制派が対立した。これらは政策の対立の面もあるがより多く人事をめぐる争いであった。…

※「宇垣閥」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android