宇宙卵(読み)うちゅうらん

世界大百科事典(旧版)内の宇宙卵の言及

【卵】より

…すなわち,大きな卵を産むものほど産卵数は少ない。鶏卵産卵【樋口 広芳】
【象徴,民俗】
 卵は西洋の象徴体系において,しばしば宇宙の原初状態を表現し,その場合は〈宇宙卵Cosmic egg〉と呼ばれる。錬金術では宇宙霊が封じこめられている混沌(カオス)を意味し,これをプリマ・マテリア(第1質料),すなわち宇宙創造の原物質とみなす。…

【謎】より

…〈マザーグース〉の名で知られるイギリス伝承童謡中の,〈ハンプティ・ダンプティは塀に座っていた/どすんと地面に落っこちた/王様の軍勢が総がかりでも彼を元には戻せなかった〉という歌も,ハンプティ・ダンプティ=卵という解答を秘めたなぞなぞである。〈宇宙卵〉の墜落と歴史の始まりという宇宙開闢(かいびやく)神話の残響がここに聞きとれる。〈朝は4本足,昼は2本足,夕は3本足の動物は何か〉という有名なスフィンクスのなぞも,単なる遊びではなかった。…

※「宇宙卵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む