安保光泰(読み)あほみつやす

世界大百科事典(旧版)内の安保光泰の言及

【安保氏】より

…阿保とも書く。武蔵国賀美郡安保郷を本領とする中世の武家。武蔵七党丹党の流れをくむ実光が安保を称したのに始まる。鎌倉御家人に列し,北条氏と姻戚関係を結んでからは終始親北条的な武家となったが,幕府滅亡と中先代の乱で嫡流家は滅びる。しかし同じ中先代の乱で足利方に属して戦功をあげた光泰が,本領および承久勲功地からなる嫡流家の旧領を回復したうえ,新たな勲功地も獲得して安保氏嫡流を継ぎ,播磨における悪党的活動と風流で知られる安保直実などの庶子をおさえて,本領を中心とする国人領主として発展した。…

※「安保光泰」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android