安宅コレクション(読み)あたかこれくしょん

世界大百科事典(旧版)内の安宅コレクションの言及

【コレクション】より

…昭和に入って後は,〈油屋肩衝〉などの名物を中心に茶道具を集めた畠山一清(現,畠山記念館),松永安左衛門の《釈迦金棺出現図》をはじめとする仏教美術や茶道具の収集(没後,東京国立博物館,福岡市立美術館等へ),画家児島虎次郎が収集し大原孫三郎によって設立された大原美術館の近代絵画,彫刻などがあげられる。戦後では今日MOA美術館(熱海市)に収蔵,公開されている世界救世教教祖岡田茂吉のコレクション(光琳筆《紅白梅図》,仁清作〈色絵藤花文茶壺〉〈手鑑翰墨城〉など多岐にわたる),西洋近代絵画を中心とする石橋正二郎のコレクション(現,ブリヂストン美術館)などがあげられるが,特筆すべきは〈安宅コレクション〉であろう。旧安宅産業の安宅英一による東洋古陶磁の収集で,とりわけ李朝陶磁では世界に冠絶したコレクションである。…

※「安宅コレクション」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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