世界大百科事典(旧版)内の安房丘陵の言及
【房総丘陵】より
…三浦半島に連続した地質構造をもち,東西に走る断層による数列の地塁山地からなり,加茂川沿いの長狭(ながさ)平野や館山平野などの地溝によって分断される。大きくは,安房と上総の境をなす主分水界の鋸(のこぎり)山(330m),清澄山(383m)の山塊から北に傾動する北部の上総丘陵と,県内最高峰の愛宕山(408m)を含む南部の安房丘陵とに分けられる。いずれも300~400mの低山であるが,壮年期の山容を示し,北部の鹿野(かのう)山南東の浸食谷の九十九谷や太平洋岸の断層崖のおせんころがしの景観は雄大である。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」