世界大百科事典(旧版)内の安静時振戦の言及
【振戦】より
…精神的緊張や筋肉疲労時に生ずる細かい手指の振戦は生理的振戦と呼ばれ,病的なものではない。病的な振戦には安静時振戦と動作時振戦がある。前者はパーキンソン症候群でよく認められ,通常5Hz前後の粗大な振戦で,手指に生じることが多く,丸薬まるめ運動などと形容される。…
【震え】より
…このように振戦を,それが出現する筋肉の活動状態により分けて考えることは合理的で,臨床的にはさらに一つを加えて次の三つに分類している。(1)安静時振戦 仰臥位で手足を自然に伸展し,なにも考えない状態で出現する振戦。パーキンソン症候群に伴う振戦がこのタイプの振戦の代表である。…
※「安静時振戦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」