世界大百科事典(旧版)内の完全拡散反射面の言及
【乱反射】より
…光が入射してから射出するまで何回も反射や屈折を繰り返すような塗料面の反射も乱反射の一種で,そのためいろいろな方向から目で物体を認識できる。反射光強度の分布が入射光の方向に依存せず,反射面を見込む立体角に比例するような場合,その反射面を完全拡散反射面と呼ぶ。内側を完全拡散反射面にした球を積分球といい,形の複雑な物体の吸収率や,光が曲がるレンズの透過率,四方に広がる蛍光の効率などの測定に用いられる。…
※「完全拡散反射面」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」