世界大百科事典(旧版)内の定在粗密波の言及
【光球】より
…また一定の大きさのものに限っても周期はいろいろあるが,4分から8分の間の飛び飛びの値をとる。これはガスの圧力を復原力とする定在粗密波(定在音波)がつねに太陽内部に励起されており,離散的な固有振動として現れているものと解釈されている。地球内部を伝わる地震波の解析により地球内部の構造が知れるように,この5分振動の精密な観測により太陽内部,とくに光球直下の対流層の温度分布や太陽の自転周期が深さとともにどう変わるかなどを推定することができる。…
※「定在粗密波」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」