世界大百科事典(旧版)内の宝石軸受の言及
【軸受】より
… 油を含む多孔質材料で作られる含油軸受は,給油不要の意味でオイルレス軸受,あるいは無給油軸受と呼ばれる。時計,計器類では,耐摩耗性の大きいサファイア,ルビーなどを材料とする宝石軸受が用いられる。とくに摩擦の小さいことが要求されるところには空気を潤滑剤とする空気軸受,磁力で荷重を支える磁気軸受が用いられる。…
【てんぷ】より
…玩具のこまのような形状で,軸にひげぜんまい(渦巻状の細いばね)が取り付けられていて,その弾力とてんぷ輪の慣性とにより一定の周期で往復回転運動をし,この一定周期の運動が時を刻むのに利用される。軸の両端はよく研磨され,腕時計や懐中時計ではルビー製の軸受(宝石軸受)で保持され,給油により摩擦が最小になるようにしてある。てんぷは脱進機から間欠的な力を受けてその振動を持続する。…
※「宝石軸受」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」