世界大百科事典(旧版)内の実験音楽の言及
【アバンギャルド】より
…しかしながら,世界的に1970年ころを境として音楽観そのものの多様化とそれに伴う技法と様式の多極化の結果,音楽におけるアバンギャルドの概念そのものが実体を失いつつあるのも事実である。なお,ヨーロッパに発する〈前衛音楽〉に対してケージらの音楽を〈実験音楽〉として区別する考えもある。【武田 明倫】
【舞踊】
舞踊のアバンギャルドは未来主義と共に登場した。…
【現代音楽】より
…現代の音楽の総称であるが,〈現代〉と〈音楽〉の定義がまちまちであるため,意味内容が一定していない。〈現代音楽〉の用語と並行して,〈近代音楽〉〈新音楽〉〈前衛音楽〉〈実験音楽〉〈今日の音楽〉などの用語も用いられる。これらの音楽用語は,微妙なニュアンスの相違はあるものの,ほぼ〈現代音楽〉の同義語として用いられ,新しい思想と技法による芸術音楽をさす場合が多い。…
※「実験音楽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」