室内劇(読み)しつないげき

世界大百科事典(旧版)内の室内劇の言及

【小劇場】より

…そのような劇場はいわゆる自由劇場運動の中でもすでに現れていたが,たとえばドイツにおいては1905年にM.ラインハルトが,ベルリンのドイツ座に付設開場したカンマーシュピーレKammerspieleがその代表的存在であろう。カンマーシュピーレとは,もともと〈室内劇〉の意味で,A.ストリンドベリも自分の戯曲のある種のものにこの名を与えていたし,拡大して考えればH.イプセンの《幽霊》などの劇も室内劇と考えられよう。またストリンドベリ自身は,ラインハルトの試みの翌年,故国スウェーデンでもっと小さい〈親和劇場〉を開場している。…

※「室内劇」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む