宮増純三(読み)みやますじゅんぞう

世界大百科事典(旧版)内の宮増純三の言及

【観世流】より

…1888年13世新九郎豊成の没後,長男宮増豊好(維新後,宮増姓を名のる)は家芸を継がず,豊成の門弟の湯浅平次が継いだが翌年没したため,しばらく家元不在が続いたが,のちに金沢の石浦通宏が宮増家に入籍し再興した。現在,職分には家元の宮増純三(豊次から数えて16世)と兄の敷村鉄雄らが東京におり,能楽協会に登録された同流の役者は約10名。この流儀の特徴は甲(かん)の音を多用することと,三ツ地の第5拍に掛声がないことなどである。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」