宮河保(読み)みやがわのほ

世界大百科事典(旧版)内の宮河保の言及

【宮川荘】より

…1265年(文永2)の若狭国大田文に見える〈賀茂庄三十五町〉がこれに当たる。同大田文にはなお国衙領宮河保内に〈賀茂出作田五町壱反六十歩〉があった旨記すが,これは1230年代に至りその帰属をめぐって荘・保間の争いを生んだ〈大谷村,矢代浦〉などに相当するものと思われる。本家・領家職はいずれも賀茂社司らが相伝知行したと思われるが,預所職は12世紀中期,鳥羽院に伺候した賀茂保久の女上総が院より宛行われ,以来賀茂氏出身の院女房が代々これを相伝し,13世紀後期に至るまで社家の手を離れていた。…

※「宮河保」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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