世界大百科事典(旧版)内の家の模様の言及
【歌舞伎】より
…これらは,江戸好みの色調の微妙なバリエーションなのであり,その微妙な味わいを好む繊細な心の働きが,役者びいきと結びついて,市井の流行色となってそれぞれ一世を風靡したのであった。
[家の模様]
衣裳の模様は,もっとも多様な変化を示した流行風俗である。それらの中には,(1)役者が舞台である役を演じた際にくふうしたデザイン,(2)とくに役とは関係なく役者の〈家の模様〉として考案したもの,(3)舞台で使い始めたデザインがそのまま〈家の模様〉となったもの,以上の3種類のものが含まれている。…
※「家の模様」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」