家族主義的国家観(読み)かぞくしゅぎてきこっかかん

世界大百科事典内の家族主義的国家観の言及

【家族主義】より

…ひいては近世日本や近代日本の庶民社会をまで,こうしたイデオロギーで説明して日本民族の伝統を超歴史的に固定し,矮小化し,欧米近代文化に対する劣等感をもたらし,欧米思想中心主義的知識層の優越感を助長し,歴史的現実の科学的な認識をあやまらせる。 天皇を家長にたとえ国民社会を一大家族に擬する家族主義的国家観は,国家と国民社会を混同し同一視させる企てであったが,近代日本支配層のこのような企図は必ずしも成功しなかっただけでなく,近代日本の国家主義は十五年戦争とその悲惨な結末をもたらした。これに対して,経営家族主義は,中小零細企業=家業経営における家の原則を初期の資本主義的大企業経営に応用して成果をあげ,近代日本における産業化を支える一要因となり,第2次大戦後の経済高度成長期に入るまでの基盤ともなった。…

※「家族主義的国家観」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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