家族共産制(読み)かぞくきょうさんせい

世界大百科事典(旧版)内の家族共産制の言及

【家族法】より

…各人の勤労の所産をすべて一つの家計に持ち寄り,各人の消費をすべてこの一つの家計から賄い,そして財産はすべて共同の家産として保持する制度である。学者はこれを家族共産制という。全員が家にあって農業に従事するような家族においては,各人の勤労の所産は,共同の収穫という形で自然に家計にプールされるけれども,家族員のうちに内職をしたり,人に雇われたり,出稼ぎしたりして金銭を得る者があれば,必要経費を差し引いた純益のすべてを,家計の出納を預かる者の手に渡さなければならない。…

※「家族共産制」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android