世界大百科事典(旧版)内の《密儀事件について》の言及
【アンドキデス】より
…由緒ある名家の出身で,前415年の石柱像破壊,密儀冒瀆(ぼうとく)などの政治事件に関与した。自身の潔白を立証するためになした弁論《密儀事件について》(前399)は,口語的な文体で当時の政情不安を生き生きと伝える。コリントス戦争に際してはスパルタに使節として赴き,帰国して《対スパルタ和平論》(前391)によってアテナイ市民に和平締結を説いたがいれられず,国外追放に処せられた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」