密迹金剛力士(読み)みつしゃくこんごうりきし

世界大百科事典(旧版)内の密迹金剛力士の言及

【仁王】より

…仁王は神聖な寺域の正式の入口の左右に,門衛のように安置される2尊であるから〈二王〉の呼称も生まれたが,仏法守護に2神を配置することは中国において盛んに行われたと推測されている。〈大宝積経〉には,金剛杵を手にして釈尊の活動を守る,密迹という名の金剛力士が説かれ,インドの彫刻にも金剛杵を持つ力士が釈尊の脇に表現される例があるので,仁王(二王)は別体の2神として存在するのではなく,本来1尊である密迹金剛力士を寺門という建造物の形式に合わせ,2体の分身に分けて表現するに至ったのではないかとの推測がなされている。阿形の仁王像も金剛杵を持ち,密迹金剛力士の当初の性格を示す。…

※「密迹金剛力士」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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