富士沼(読み)ふじぬま

世界大百科事典(旧版)内の富士沼の言及

【富士川の戦】より

…もともと兵力,軍粮に不安のあった中央平氏軍の戦意は萎縮するばかりであった。他方源頼朝も,20日には富士川近くの賀島(富士市)まで兵を西進させたが,同日夜半,武田信義軍が平氏軍の背後に進出しようとしたところ,富士沼(浮島ヶ原)に群棲する水鳥がいっせいに舞い上った。その羽音を大軍の来襲と誤認した平氏軍は総崩れとなり,なすところなく潰走したという。…

※「富士沼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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