世界大百科事典(旧版)内の富士瓦斯紡績川崎工場争議の言及
【鐘紡争議】より
…結局争議は,会社側の切崩し戦術の前に,工場ごとの分立的な闘いになり,また労働組合の相互対立で,労働者側の敗北となって終息するが,無争議・無組合という鐘紡の伝統は崩れ去った。同時期の繊維産業の争議では,このほかに,〈市街戦〉的な様相を呈した東洋モスリン亀戸工場争議や,〈煙突男〉が出現した富士瓦斯紡績川崎工場争議(ともに1930)が有名である。【三宅 明正】。…
※「富士瓦斯紡績川崎工場争議」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」