世界大百科事典(旧版)内の富士身延鉄道の言及
【身延線】より
…東海道本線富士駅から身延をへて中央本線甲府駅に至る88.4kmのJR東海線。東海道本線と中央本線の全通に伴ってこの両線を結ぶ鉄道として,また沿線の身延山(日蓮宗総本山久遠寺)参詣客の利便をはかる目的で,さらに当時新しい産業として富士川周辺に興った製紙工場への原料輸送などを目的として,富士身延鉄道の手によって富士側から建設されたもので,身延までは1913年から20年にかけて順次開業し,28年3月甲府~市川大門間の開通によって富士~甲府間が全通した。38年9月から約3年間政府の借上線として運営され,41年5月国に買収されて身延線となった。…
※「富士身延鉄道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」