世界大百科事典(旧版)内の寒中コンクリートの言及
【コンクリート】より
…養生方法の種類には,コンクリート表面に散水したり,水を張ったり,あるいはぬれむしろや湿った砂でコンクリート表面を覆う湿潤養生,被膜養生剤でコンクリート表面を覆って水分の蒸発を防ぐ膜養生,高温蒸気を用いる蒸気養生などがあり,28日強度の70%の強度に達するには,湿潤養生の場合は普通セメントで4~14日,早強セメントで3~7日ほどの期間を必要とする。セメント鉄筋コンクリート【長滝 重義】
【コンクリートの種類】
寒中コンクリートcold weather concreting施工時の温度による分類で,打込み後,養生期間内にコンクリートが凍結するおそれがある場合に施工されるコンクリートのこと。水とセメントとの水和作用は低温になると緩慢になり,コンクリートが凍結(-0.5~-2.0℃)した場合は,水和作用が進まないばかりでなく,でき上がった製品の質も著しく劣化する。…
※「寒中コンクリート」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」