寒早十首(読み)かんそうじっしゅ

世界大百科事典(旧版)内の寒早十首の言及

【菅家文草】より

…〈舟行五事〉(236),〈路に白頭の翁に遇ふ〉(221),藺笥(いげ)の翁との問答連作(228~231)などは目の覚めるような批判詩である。ことに傑作〈寒早十首〉(200~209)は地方の悲惨な民衆生活10態を描く仁和期の職人尽しであり,平安朝における貧窮問答歌といえる。また愛児の死を悼んで切々たる悲痛の情を吐露した〈阿満(あまう)を夢みる〉(117)は,彫りの深い哀傷文学である。…

※「寒早十首」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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