世界大百科事典(旧版)内の寛政元年蝦夷騒擾の言及
【国後・目梨の戦】より
…アイヌ民族の松前藩に対する近世最後の武力闘争。近世には〈寛政蝦夷乱〉〈国後騒動〉〈寛政元年蝦夷騒擾〉などと称されたが,近代以降は〈寛政元年の蝦夷騒乱〉〈寛政の乱〉〈国後・目梨の乱〉〈クナシリ・メナシ地方アイヌの蜂起〉などとも称される。 シャクシャインの戦が敗北して以来,アイヌ民族に対する松前藩の支配が一段と強化され,とりわけ元禄・享保期(1688‐1736)に場所請負制が成立するや,アイヌ民族は交易相手から漁場の労務者へと変質させられていった。…
※「寛政元年蝦夷騒擾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」