世界大百科事典(旧版)内の寿命(電磁波)の言及
【自然放出】より
…物質からの発光現象の大部分はこの過程によるものであり,その際個々の粒子からの発光過程は独立に,乱雑に起こるので,合成された放出光は位相の乱れたインコヒーレントな光となる。自然放出が起こるため,原子や分子が励起状態にとどまる時間は有限になり(他の原因もある),その平均時間を寿命という。寿命は放出される電磁波の波長の3乗に比例するので,短波長になると,急激に自然放出が起こりやすくなる。…
※「寿命(電磁波)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」