封じ目菩薩(読み)ふうじめぼさつ

世界大百科事典(旧版)内の封じ目菩薩の言及

【封】より

…継目裏印には〈五大力菩薩〉の印文をもつものがあり,封印に呪力が期待されていたことを物語っている。〈封じ目菩薩〉と呼ばれることもあったこの名号は,戦国から江戸時代にかけて書状の封じ目に書かれることがあったが,これは封じた内容を改変から保護する力がこの菩薩にあると信じられていたからである。封を加える空間の作り方には,書状の場合,古くから切封,結封,捻封(ひねりふう),折封などの封式があった。…

※「封じ目菩薩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」