世界大百科事典(旧版)内の小内人の言及
【内人】より
…物忌(ものいみ)とともに神宮の祭祀を行う上での重要な職掌で,禰宜(ねぎ)の下にあって神役に奉仕した。《延喜式》の大神宮に関する規定には,大内人・小内人の二つに分け,大内人は内宮(ないくう)・外宮(げくう)にそれぞれ4人,小内人は内宮に9人,外宮に8人,また各別宮(べつくう)に2人ずつおいた。小内人はその職掌によって御笥作(みけつくり)内人,御笠縫(みかさぬい)内人,木綿作(ゆうつくり)内人,陶器作(すえのうつわつくり)内人,忌鍛冶(いみかじ)内人,日祈(ひのみ)内人,御巫(みかんなぎ)内人などと呼ばれた。…
※「小内人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」