小型厨子(読み)こがたずし

世界大百科事典(旧版)内の小型厨子の言及

【仏画】より

…吉祥天厨子(東京芸術大学,浄瑠璃寺旧蔵),弥勒厨子(興福寺),文殊厨子(唐招提寺)などが知られる。また紐をつけて肩から掛け,内部に仏画を描き,舎利を収めなどする小型厨子も流行した。厨子絵に描かれる諸尊の配置は,堂内壁画と密接な関係があり,壁画の伝統性をよく保持し,壁画形式を脱皮しえないまでも,堂内の所要の個所に安置することができるため,厨子絵によって仏画はようやく寺院壁画から離脱して,移動の自由を獲得するにいたった。…

※「小型厨子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む