小山次郎三郎(読み)おやまじろうさぶろう

世界大百科事典(旧版)内の小山次郎三郎の言及

【おやま】より

…(1)人形浄瑠璃で女役の人形のこと。語源はいろいろ説があるが,承応(1652‐55)ごろ活躍した女役の人形遣い小山次郎三郎の〈小山人形〉から出たとするのが有力。(2)遊女の別称。…

【碁盤人形】より

…宇治加賀掾の元禄(1688‐1704)ころの浄瑠璃《義経追善女舞》に,手妻(てづま)人形を碁盤の上で遣ったことがみえるが,そのはじまりは不明。江戸でも同じ元禄期に小山次郎三郎が碁盤人形を得意とし,碁盤操り,浄瑠璃碁盤人形と称して上演したことが,《松平大和守日記》にみえる。これが歌舞伎にも入り,子ども役者が碁盤の上で踊りをみせ,また座敷芸ともなった。…

※「小山次郎三郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む