小早川持平(読み)こばやかわもちひら

世界大百科事典(旧版)内の小早川持平の言及

【歳遣船】より

…本来は朝鮮との修好のために渡航した船であったが,使人としての待遇をうけるとともに貿易をすることを許されていたので,実質は使船というよりも貿易船とよぶのがふさわしいものであった。1424年(応永31∥朝鮮世宗6)に九州探題渋川義俊が朝鮮に提案して毎年2隻ずつ船を送ることを約したのが歳遣船の起源とされ,40年(永享12∥世宗22)に小早川持平が毎年歳遣船を送ることを許されたのが記録上の初見とされている。43年(嘉吉3∥世宗25)の嘉吉条約では,対馬島主の歳遣船は50隻,やむをえぬ報告を必要とする事件が起きたときは規定外に特送船を渡航させることができると規定された。…

※「小早川持平」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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