小督局(平安時代)(読み)こごうのつぼね

世界大百科事典(旧版)内の小督局(平安時代)の言及

【相府蓮】より

…相夫恋,想夫憐,相夫憐,相府連とも書く。高倉天皇の寵姫,小督局(こごうのつぼね)が嵯峨野で箏を弾いていたときの曲という伝説で有名で,《枕草子》の中にも紹介されている。曲の由来については,晋の大臣王僉(おうせん)が家に蓮を植えて可愛がったからとか,王僉が一時失脚して後に返り咲いたのを時の人が蓮の花にたとえて作ったとも伝える。…

【藤原成範】より

…その間,平清盛の女婿となり,また後白河院の執事別当に補されて院務を掌握した。吉野山にあこがれ,邸内に多くの桜を植えたので,桜町中納言と称され,また高倉天皇の寵妃として名高い小督局は,その女である。【橋本 義彦】。…

※「小督局(平安時代)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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