小葉類(読み)しょうようるい

最新 地学事典 「小葉類」の解説

しょうようるい
小葉類

学◆Lycophyta

維管束植物のうち,小葉をもち胞子繁殖するシダ段階の植物。現生のヒカゲノカズラ・イワヒバ・ミズニラ類を含む。シルル紀後期までに,大葉系維管束植物に先立ってリニア類から分化した。石炭紀に最も繁栄し,LepidodendronSigillariaなどは沼沢地で巨大森林を形成して石炭層のもとになった。ペルム紀以降,小型化と多様性消失が起こり,現生では木本生のものはない。ミズニラ類には痕跡的な二次木部がみられる。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の小葉類の言及

【維管束植物】より

…一方,植物の葉に大葉と小葉の2型があり(ジェフリーE.C.Jeffrey,1903),その系統的な成立過程が異なるという考え方も生まれた(ツィンマーマンW.Zimmermann,1930)。この考え方からは同じシダ植物でも,小葉をもつヒカゲノカズラ類(小葉類)と大葉をもつシダ類(大葉類)は別系統の進化の道を歩んできたことになり,さらに,裸子植物も小葉と大葉をもつ別系統の植物群があるという見方も現れた。こうして,顕花・隠花植物,種子・胞子植物,シダ植物,裸子植物という分類群の定義が困難になったり,系統分類としての不合理性が唱えられたりして,それらをひとまとめにして,維管束植物として扱い,その中を系統的観点に立っていくつかの綱に細分した方が自然であるという気運が生まれた(イームズA.J.Eames,1936)。…

※「小葉類」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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