小金牧(読み)こがねのまき

世界大百科事典(旧版)内の小金牧の言及

【下総国】より

…徳川吉宗の享保改革の一環として青木昆陽が重んぜられ,幕張にカンショ(甘藷)を試作したことが知られ,また軍馬養成の牧場として,吉宗は小金五牧,佐倉七牧を直轄とし,積極的な経営を行った。幕末における野馬の数は小金牧が1300頭余,佐倉牧が約3800頭といわれる。 坂東太郎といわれる利根川は下総近世史の舞台装置として重要な役割を演じている。…

【牧】より

… これに対し幕府諸藩もそれぞれ公の牧を設け,牛馬の飼育に努めた。幕府は,直轄の牧として下総に牧を設け,小金牧には5牧,佐倉牧には7牧あって小金五牧,佐倉七牧といわれていた。のち房州峰岡牧が整備され,野馬奉行などの職もできて,年々名馬を産した。…

※「小金牧」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む