コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

尚泰久 しょう・たいきゅう

1件 の用語解説(尚泰久の意味・用語解説を検索)

朝日日本歴史人物事典の解説

尚泰久

没年:尚泰久7.6.5(1460.6.23)
生年:尚思紹10(1415)
15世紀半ば,琉球王国第一尚氏王朝6代の王。在位7年(1454~60)。第一尚氏王朝の確立者である尚巴志の7男で初め越来王子と称したが,尚金福4(1453)年,王位継承をめぐる内乱(志魯・布里の乱)で当事者がすべて死去したために,ダークホースの形で王位に就いた。治世中に有力豪族の反乱(護佐丸・阿麻和利の乱,1458年)が起こるなど不安が続いたこともあって深く仏教に帰依し,寺院の建立に努め,梵鐘を鋳造して寺院に寄贈している。広巌寺,普門寺,天界寺などはその命で建立された。一方,中国,日本,朝鮮,東南アジア諸国との海外貿易は活発で,この時代の気概を伝える文句,「舟楫を以て万国の津梁となす」(船を操り世界の架け橋の役目を果たしている)を刻む梵鐘(万国津梁の鐘,1458年)を首里城の正殿に掛けている。腹心であった金丸(即位して尚円と号す)は,のちにクーデタ勢力に擁立されて新しい王朝(第二尚氏王朝)を開いた。<参考文献>高良倉吉『新版・琉球の時代』

(高良倉吉)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の尚泰久の言及

【首里城】より

…また,明の冊封使を迎えるため,1427年竜漳池をつくった。巴志の死後,炎上した城内の建造物を再建したのは巴志の末子尚泰久である。泰久は仏教に帰依し,城下に広厳,普門,天竜の3寺を建立し,城北に末吉宮を創建した。…

※「尚泰久」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

尚泰久の関連キーワード首里城玉陵宇喜也嘉尚円王尚金福王尚思達王尚泰久王尚忠王尚徳王尚巴志王

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

尚泰久の関連情報