世界大百科事典(旧版)内の尻懸派の言及
【大和物】より
…また,当麻派は当麻寺に関係があった一派といい,鎌倉時代中期の国行を祖とし,南北朝時代まで続き,国清,友清,友行,有俊らの刀工が知られている。尻懸派の居住地は手向山(たむけやま)八幡宮,天理市岸田町尻懸,宇陀郡御杖村尻懸など諸説があり,建治年間(1275‐78)の則弘を祖としている。しかし,則弘の作刀は現存せず,その子則長から室町時代まで代々の作を残している。…
※「尻懸派」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」