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尾上松助(初世) おのえまつすけ

世界大百科事典内の尾上松助(初世)の言及

【尾上松緑】より

…2世まで。(1)初世(1744‐1815∥延享1‐文化12) 初世尾上松助が1809年(文化6)11月江戸市村座で松緑と改名した。大坂生れで1755年(宝暦5)尾上菊五郎の門弟となり,61年尾上松助となる。…

【尾上松助】より

…歌舞伎俳優。5世まである。(1)初世 初世尾上松緑の前名。(2)2世 3世尾上菊五郎の前名。(3)3世(1805‐51∥文化2‐嘉永4) 3世菊五郎の長男として江戸に生まれ,1815年(文化12)3世松助を襲名。父に従って修業し,48年(嘉永1)大川三朝と改名したが,3年後大成せずに没した。(4)4世(1843‐1928∥天保14‐昭和3) 大坂生れ。5世菊五郎の弟子。81年4世松助を襲名。渋い味の脇役として名声を上げ,名人といわれた。…

【怪談】より

…寛政年間(1789‐1801)以降,刺激的・衝撃的な戯曲を求める志向が強まるにおよんで,観客を恐怖させる目的の怪談狂言が現れた。1804年(文化1)河原崎座初演の《天竺徳兵衛韓噺(てんじくとくべえいこくばなし)》(4世鶴屋南北作)における乳母五百機(いおはた)の霊(初世尾上松助所演)がその嚆矢(こうし)とされる。松助はこの役で,乱れ髪や漏斗(じようご)と称する先細りの裾の鼠色の衣装などを円山応挙の絵を参考に工夫し,また引込みには仏壇へ飛びこむなどの手法で演じ,観客を驚かせた。…

【歌舞伎】より

…だが,南北の才能も,個性の強烈な実力派の役者たちがいてこそ花開いたものである。初世尾上松助(松緑),5世松本幸四郎,5世岩井半四郎,3世坂東三津五郎,7世市川団十郎,3世尾上菊五郎らの実力と個性をよく見きわめ,彼らの芸の魅力を十分に計算した上での作劇の成功が,南北を名作者たらしめたのである。南北の作品の中で,とくに〈色悪〉〈悪婆〉という新しい人間像の典型が確立したことも忘れられない。…

※「尾上松助(初世)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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