屛風岳(読み)びょうぶだけ

世界大百科事典(旧版)内の屛風岳の言及

【蔵王山】より

…このような新しい火山活動により,北蔵王では標高1600m以上は一面に赤褐色の噴出物が裸出した荒涼たる景観を呈し五色岳東面や刈田岳東方の〈賽の磧(さいのかわら)〉では標高1100m以上が裸地となっている。 一方,南蔵王の中心をなすのは屛風(びようぶ)岳(1817m)で,その東斜面は断崖をなしている。東方には後烏帽子岳,前烏帽子岳,入道山,馬の神岳など,北西には杉ヶ峰があり,火山群の最南端には頂上部が爆裂火口によって三方からえぐられて複雑な山容を呈する不忘(ふぼう)山がある。…

【燕岳】より

…燕岳の山名は,ツバメが羽根を広げたような山容によるとも,ツバメが多くすむことによるともいう。山頂付近に南北に連なる稜線は標高約2700mの定高性であり,古くは屛風(びようぶ)岳ともよばれた。山体は中生代白亜紀の花コウ岩で構成されており,森林限界を越える稜線部はマサ(真砂)に風化した砂礫地となっている。…

【平戸島】より

…中部は安山岩を基盤として,凝灰角レキ岩と溶岩の互層からなる平戸火山地域である。そして西岸には安満(やすまん)岳(535m),有僧都(うそうづ)岳(351m),屛風岳(394m)などが,東岸には慈眼(じげん)岳(372m),白岩岳(273m)などが連なる。これらの山は山頂部では比較的緩やかな傾斜をなすが,山腹では急傾斜となる。…

※「屛風岳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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