山台都監(読み)さんだいとかん

世界大百科事典(旧版)内の山台都監の言及

【朝鮮演劇】より


[李朝]
 李朝では排仏崇儒の政策をとって八関会や燃灯会などの仏教的な行事は継承しなかったが,山台雑劇や追儺は継承し,ことに追儺は前半の逐疾行事よりも後半の雑戯部が拡大された。儺礼都監あるいは山台都監をおいて追儺や山台劇を管掌し,中国使臣の迎接時や各種の宮中行事および地方官衙の宴楽などにも広範に催された。名称も山台雑戯,山台儺礼,儺戯などと混用されたが,内容は高麗時代のものとあまり違わず,1488年に来朝した明の使臣董越の《朝鮮賦》や,朝鮮の成俔(1439‐1504)の《観儺詩》などからうかがうことができる。…

【朝鮮音楽】より

…日本との関係は注目すべきで,7世紀初めに,百済人の味摩之(みまし)は中国南部の呉で伎楽を学び,それを日本に伝えたと《日本書紀》にある。ソウル大学校の李恵求は,この伎楽は朝鮮にも伝わり,今日韓国に伝承する山台都監(仮面劇)は同じ系統の仮面舞踊劇であることを証明した。新羅の音楽は,民族的特色を最も顕著に発揮した。…

※「山台都監」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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