山名常熙(読み)やまなじょうき

世界大百科事典(旧版)内の山名常熙の言及

【備後国】より

…90年(元中7∥明徳1)一族の氏清,満幸らに敗れた山名時熙(時義子)は備後に逃れ,山内通忠に信敷荘東方を与えて勢力の回復を策したが,新守護として四国から渡海した細川頼之に鎮定された。
[室町・戦国時代]
 応永の乱(1399)後,幕府は山名氏を大内氏とその与党討伐に当たらせる政策の一環として,1401年(応永8)山名常熙を備後守護に任じた。常熙は備北ではその被官山内氏との結びつきを強化し,中部以南では大田荘,小童保,国衙領を守護請(しゆごうけ)とした。…

【山名氏】より

…南北朝・室町時代の守護大名(図)。室町幕府の四職(ししき)家の一つ。上野国山名郷を名字の地とする新田氏一族(義重の子義範が祖)であるが,元弘の乱で山名政氏,山名時氏父子は足利高氏(尊氏)に従い活躍する。1337年(延元2∥建武4)には時氏が伯耆の守護職に補任され,名和氏ら南朝勢力を一掃する。観応の擾乱(かんのうのじようらん)期には時氏は直義(ただよし)党に属して分国伯耆に拠り,足利直義の養子直冬(ただふゆ)を盟主とし,文和年間(1352‐56)には2度にわたって南朝軍として京都に攻め込み,一時占領する。…

※「山名常熙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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