世界大百科事典(旧版)内の山川氏の言及
【結城[市]】より
… 中世に活躍する結城氏の祖朝光は下野大掾小山(おやま)政光の三子で,1183年(寿永2)志田義広の乱で戦功をあげ源頼朝から結城郡を与えられた。しかし結城氏は結城郡全体を支配していたのではなく,その一族の山川氏が郡南半を支配下に置き,郡北半を支配する結城氏と比肩しうる勢力を有していた。南北朝の内乱に際しては結城・山川両氏はともに足利尊氏に属して各地を転戦したが,結城氏は相つぐ当主の戦死で一時衰退,直光の時にようやく勢力を回復して安房守護となり,次代基光は小山義政の乱を平定してのち下野守護となった。…
※「山川氏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」