世界大百科事典(旧版)内の山引苗の言及
【造林】より
…植樹造林は普通,苗畑で育てた苗木を植え付ける造林法であるが,森林やその近くに自然に育った稚樹を掘りとって用いることもある。後者の苗木を山引(やまびき)苗とよんでいる。 植樹造林の手順は,植栽材料の選定,植付本数の決定,苗木の育成,地ごしらえ,植付補植で,このあとに他の造林法にも共通な手入れとして下刈り,つる切り,除伐,枝打ち,間伐がある。…
【苗】より
…実生苗,挿木苗ともいわゆる床替えをすることが多いが,この操作を行ったものは床替苗とよび,植えつけのため林地に運ばれる苗木は山行苗または山出苗という。森林の中やその周辺に自然に発生した稚樹を苗木として使う場合には山引苗とよんでいる。【浅川 澄彦】。…
※「山引苗」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」