山腹緑化工(読み)さんぷくりょっかこう

世界大百科事典(旧版)内の山腹緑化工の言及

【砂防】より

海岸砂防
[山腹工事]
 山腹工事は山腹砂防とも呼ばれ,崩壊地,はげ山,煙害地など森林が各種の原因で破壊され,それらの地域から土砂流出が著しく,自然な植生の回復が見込めない場合に,土木的工事を補助手段として植生を導入し,土砂生産の抑制を図るものである。山腹工事は山腹基礎工と山腹緑化工に大別される。山腹基礎工は,施工対象地に植生を回復するための基礎造りを行う工法で,山腹法面(のりめん)を整形し,斜面こう配を緩和させ,土留めを行い,排水路を設けて崩壊,浸食による土砂の生産を防止する。…

※「山腹緑化工」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android