山行苗(読み)やまゆきなえ

世界大百科事典(旧版)内の山行苗の言及

【造林】より

…林を仕立て育てること。育林とほぼ同じ意味で使われることもあるが,人工造林とくに苗木の植栽を意味する場合に用いられることが多く,植栽してからの手入れ(保育)や天然更新も含めていることを強調する意味では育林を使うほうがよい。もともと森林がなかった場所や,森林が切られてからかなりの年月がたった場所に林を仕立てる場合afforestationと,森林を伐採したあとにすぐ次の林を仕立てる場合reforestationとあり,後者は更新とよぶのが普通であるが,更新を造林と同義に用いる場合もある。…

【苗】より

…紙,ポリエチレン,ビニル,ピート,竹など各種の材料の容器で育てた苗木はポット苗または鉢付苗とよばれる。実生苗,挿木苗ともいわゆる床替えをすることが多いが,この操作を行ったものは床替苗とよび,植えつけのため林地に運ばれる苗木は山行苗または山出苗という。森林の中やその周辺に自然に発生した稚樹を苗木として使う場合には山引苗とよんでいる。…

※「山行苗」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android