世界大百科事典(旧版)内の岡役代の言及
【代分け】より
…まず漁法,組織に関係なく全村的規模で行う共同漁労(地下網(じげあみ),村張り)では,直接の漁業従事者と否とにかかわらず,村民全員に人頭割,戸数割で平等分配された。この形態には寺社への配当や労働力確保を目的とした幼年者への配当(岡役代)がみられることが多い。さらに平等分配という点では同じであるが,網漁,釣漁に特徴的な直接の漁業従事者(浜方,漁師)だけで操業する共有漁労の形態では,船,網が人別に数えられ,船代,網代の名で所有者に分配される。…
※「岡役代」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」