岩松時兼(読み)いわまつときかね

世界大百科事典(旧版)内の岩松時兼の言及

【岩松氏】より

…新田岩松氏ともいう。開祖時兼は,足利義純と新田義兼の娘を両親とし,母の新田尼から譲られた上野国新田荘岩松郷以下の地頭職に,1224年(貞応3),26年(嘉禄2)に補任された。以来,新田氏の有力庶家となり,68年(文永5)には庶家の一つ世良田氏系の得川頼有から得川郷などを継承して勢力を拡大した。新田義貞の鎌倉攻めには功績があり,飛驒守護職などを得た。しかし南北朝内乱期には,足利氏に属して新田氏の没落とともに新田荘の支配権を獲得した。…

※「岩松時兼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む