島渡り伝説(読み)しまわたりでんせつ

世界大百科事典(旧版)内の島渡り伝説の言及

【源為朝】より

…八丈島周辺の為朝の遺跡は,この土着の八郎伝説に《保元物語》に伝える鎮西八郎為朝を付会して成立したものと考えられている。八丈島や沖縄への為朝の島渡りの伝説は,義経や朝比奈の島渡り伝説,さらには豊臣秀頼の薩摩落ち,西郷南洲のシベリア入りなどと同型の伝説である。為朝伝説はまた奄美大島,喜界島にも伝えられ,内陸部では信濃の下伊那郡鎮西野村(現,下条村内)などでも伝えられ,また為朝の郎等の三町礫(さんちようつぶて)紀平次にまつわる伝説も伝えられている。…

※「島渡り伝説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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