世界大百科事典(旧版)内の川中島平の言及
【犀川】より
…盆地東部の明科(あかしな)町から犀川丘陵を穿入(せんにゆう)蛇行し,北流して長野盆地に入る。この盆地に形成された犀川の扇状地は川中島平とよばれ,武田信玄と上杉謙信の川中島の戦で有名である。犀川の流路は古くから善光寺平(長野盆地)と上流の筑摩・安曇(あずみ)両郡とを結ぶ重要な交通路で,現在は国道9号線が通じている。…
【長野[市]】より
…工業ではみそ,凍み豆腐の食料品,家具などの地場産業のほか,コンピューター,テレビなどの電子工業が立地している。農業では犀川扇状地(川中島平)での米作,周辺の山麓部でのリンゴ,ブドウ,桃など集約的な果樹園芸農業が盛んである。千曲川西岸の川中島平は16世紀武田信玄と上杉謙信の川中島の戦で知られる。…
【長野盆地】より
…県内では,松本盆地に次ぐ大きな盆地で,西側に第三紀層の犀川(さいがわ)丘陵,東側に志賀高原などの火山地があり,東西の山地とは断層によって区切られる。とくに西側は急崖が明瞭で山麓線はほぼ一直線をなし,大きな扇状地は犀川扇状地(川中島平)だけである。一方,東側は浸食が進んで,半島状の山脚が盆地床に突出し,扇状地の発達が著しい。…
※「川中島平」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」